赤塚不二夫さん告別式におけるタモリさんの弔辞

私には、心に残る弔辞があります。

それは、2008年8月2日、赤塚不二夫さんの告別式で
タモリさんが読んだ弔辞です。

あの当時でもテレビ等でかなり話題になったので知っている方も多いでしょう。

タモリさんの弔辞（ノーカット版）YouTubeより↓

８分近い弔辞を「森田一義」名義で読んだタモリさん。
弔辞の内容もさることながら、
これが勧進帳であったのでは、ということで話題になりました。

勧進帳とは？
「弁慶が『読み上げ』で持ち合わせの巻物を朗々と読み上げる場面の連想から、
　あたかも原稿を読んでいるようで実は即興でものを言っているさまを、
　『勧進帳』という。」 from Wikipedia

映像を見ればわかりますが、タモリさんは手元に紙を持っています。
持っていますが、この紙は白紙で、
読み上げた弔辞はすべて暗記 or アドリブだと言うのです。

これには驚きました！
文章の間違いもなく、つっかかることもなく、
約８分の弔辞を、原稿無しで読んでいるとはすごいことです。

この勧進帳自体が赤塚不二夫さんに送る「ギャグ」なのでしょう。
芸人らしい粋な演出だと思いましたね。